この個体はOuchardが30代のとき、スイス・ジュネーヴのVIDOUDEZ工房で働いていたときに製作したもので、スタンプも同工房のものが押印されています。八角形の非常に美しい赤茶色のフェルナンブコ材と、しっとりとした音色や高い操作性も兼ね備えた、コレクションとしてもプレイボウとしても抜群の弓といえるでしょう。
20世紀に活躍した弓製作家です。父親は弓製作家として名高いEmile Auguste Ouchard(エミール・オーギュスト・ウーシャ)で、13歳のときから製作を学び始めました。